2024年11月に愛媛県宇和島市の川で発見されたジンベイザメが、海遊館が2024年10月に放流したジンベイザメ海くんであることが判明し、話題になっていますね。
愛媛のジンベイザメ、海遊館のジンベイザメだったの?
どうして放流しちゃったんだろう?
今回は海遊館のジンベイザメ海くんの放流はなぜだったのか、理由について調査しました。
- 【海遊館】ジンベイザメ海くんの放流はなぜ?
- 【海遊館】ジンベイザメ海くんがかわいそうと話題!
【海遊館】ジンベイザメ海くんの放流はなぜ?
宇和島市津島町の岩松川に現れたジンベイザメに
— 南海放送 NEWS CH.4 公式 (@RNB_houdou) November 5, 2024
子ども達も大興奮!
なぜ岩松川へ?海遊館の方に聞くと…
今日のCH.4でお伝えします。#ジンベイザメ #岩松川 #宇和島市 pic.twitter.com/gE2dKztzYP
2024年11月に愛媛県の川で確認されたジンベイザメが、
海遊館が2024年10月に放流したジンベイザメ「カイくん」だったことが判明
しています。
放流されたジンベイザメ「カイくん」は、その後なくなってしまったとのこと…。
海遊館はなぜ、ジンベイザメ「カイくん」を放流したのでしょうか?
理由①海での生体を確認するため
海遊館のジンベイザメ「カイくん」が放流されたのは、
海での生態調査の為
だったことが判明しています。
生態の調査のため先月高知県の沖合で放流されたばかりでした。
NHK
海遊館は2011年からジンベイザメの生態調査を行っており、過去にもジンベイザメを放流したことがあったとのことですが…。
どうやらジンベイザメは「生態調査」以外にも、元々海に放流されることが多いようです。
ジンベイザメが生態調査以外で放流されるのはなぜなのか、理由を見ていきましょう。
理由②水槽の限界
ジンベイザメが放流される理由2つ目は、「水槽の限界」だよ
海遊館が海に放流したジンベイザメ・カイくんは、
- 全長約6m
- 体重約1・5トン
まで元気に成長していました。
一部の水族館では、飼育する水槽に限界があるため、5.5mを上限として海に放流することが多いんだとか。
海遊館のジンベイザメ・カイくんは6mを超えていましたので、水槽にも限界が来ていたのかもしれませんね。
理由③運べなくなる
ジンベイザメが放流される理由3つ目は、「運べなくなる」だよ
ジンベイザメが大きくなりすぎると、放流する際にジンベイザメを海まで運ぶ車両に入りきらなくなってしまいます。
いずれ大きく成長していくジンベイザメですので、まだ運べるサイズのうちに、海に放流することを決めた…という理由もあるのかもしれませんね。
理由④飼育管理が難しい
ジンベイザメが放流される理由4つ目は、「飼育管理が難しい」だよ
あまり体調が大きくなってしまうと、病気の治療などで体を保定することが危険な状態になることも懸念されます。
海遊館で所持している飼育用具にも限界がありますし、ジンベイザメ・カイくんを元気なうちに海に返してあげたい…と考えた可能性もあるかもしれませんね。
10/2の深夜に海遊館を出発した「海(カイ)」は、10/3のお昼過ぎに回遊経路などを調査するためのロガーを装着し、無事に以布利沖から海に帰りました
— 大阪・海遊館 (@Osaka_Kaiyukan) October 4, 2024
まだまだその生態がわかっていないジンベエザメ。
これから「海」がどのようなことを私たちに教えてくれるのか楽しみです
海でも元気に過ごしてね! https://t.co/QjQHqdviPC pic.twitter.com/ogAj71qEki
放流したときのジンベイザメ・カイくんは、とっても元気だったみたいだよ
ジンベイザメ・カイくんはいつから海遊館にいたの?
いよいよこれから「海」が高知県に向けて出発します!
— 大阪・海遊館 (@Osaka_Kaiyukan) October 2, 2024
太平洋水槽にきた2019年から約5年。
本当にみんなにたくさんの感動と笑顔をありがとう!
気をつけていってらっしゃい!
そして新しい「海」をこれからよろしくお願いします! pic.twitter.com/wrUUjpKdwv
ジンベイザメ・カイくんは、2019年9月1日に高知県室戸岬の定置網にかかったところを保護され、海遊館にやってきたようです。
今回搬入したジンベエザメは、2019年9月1日に高知県室戸岬の定置網に入網し、同月3日より以布利センターで健康管理を行ってきました。
海遊館
ほかの水族館でも、定置網などにかかったジンベイザメを水族館で保護する…というケースは珍しくないようですね。
ちなみに美ら海水族館のジンベイザメ・ジンタくんは、台湾で捕獲された母ジンベイザメから生まれて、沖縄にきたみたいだよ
今年で30年飼育してるんだって、すごいね
放流されたときの年齢は?
今年10月初旬まで海遊館で飼育されていたジンベエザメの海くんは生態系解明の研究のため、放流されましたが、
— 鯨伏 純 (@JunIsafushi24) November 6, 2024
昨日、愛媛県の川に迷い込んでいるのが発見され、本日死亡したそうです。
水族館史に残る重要な出来事 pic.twitter.com/tFycWGctWZ
ジンベイザメ・カイくんが放流されたときの年齢は、
約9~10才
とのこと。
ジンベイザメの平均寿命は100歳前後とのことですので、ジンベイザメ・カイくんは、人間でいうところの小学生くらいの子供だったようです。
胸が痛みますね…。
【海遊館】ジンベイザメ海くんがかわいそうと話題!
ジンベイザメ・カイくんへのSNSの声を紹介します。
可哀想なのは分かるけど海遊館を責めるのは違うでしょ…
— ヤノアケコ🐧☂️香港映画DJ (@yanoakeko) November 8, 2024
ペットじゃないんだから"最後まで飼う"のはそもそも違うし、飼育下のものも海に戻れることが分かっていたし。水族館は研究機関でもあるの。
何故放流したのかは少しでも調べてみるといいよ。ジンベエザメのためなのよ↓https://t.co/F9IHqA1fZ6 https://t.co/ME3WdiKgJS
そうか海遊館から放たれたジンベエザメやったんか…
— ペンキ屋@寝ずのマグロ屋 (@fastcarve) November 8, 2024
異常気象とかも絡んでるんやったらやりきれんな…#カワキン
海遊館のジンベエザメはサイズ制限もあるため5年ほどで予備水槽の個体と入れ替え、衛星タグ等をつけて海に帰すことで回遊ルート等の研究に活用されています。
— たらいろんS.P @( ´ω`っ )3 (@RonTarai) November 6, 2024
これらの行為は過去にも継続的に行われており、その多くは無事に南方に帰って行くのですが…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) https://t.co/gB5yeI5z6D
SNSでは海遊館のジンベイザメ・カイくんがかわいそう…との声が上がっていますが…。
一方で、放流されたジンベイザメの多くは、無事に南方に帰っていくケースが多いことも判明しています。
5年も飼育していた飼育員さんが、一番つらいのでは…との声も投稿されていましたよ。
ジンベイザメのカイくんは、どうして川に来たのか…
ジンベイザメの生態は謎が多くて、わかっていないことも多いらしいよ
まとめ
今回は海遊館のジンベイザメのカイ君は、なぜ放流されたの?についてお届けしました。
海遊館は以前からジンベイザメの生態を研究しており、その一環で海に放流されていることが判明しているようです。
ジンベイザメのカイくん、本当にかわいいジンベイザメでしたよね。